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屈原
玉獣面紋飾。春秋(紀元前770~403年)晩期。1978年河南省淅川県下寺一号楚墓出土
離騒 屈原
路漫漫其修遠兮
吾将上下而求索
路は漫々として其(そ)れ修遠なり
吾将(われまさ)に上下して求め索ねんとす
路はながく果てしなくつづく。たとえ天の果て地の果てであろうが、わたしはどこまでも求めてやまない。
屈原の代表・長編詩「離騒」より
莫愁前路無知己 天下誰人不識君
别董大 高 适
千里黄雲白日曛,
北風吹雁雪紛紛。
莫愁前路無知己,
天下誰人不識君。
董大に別れる
千里の彼方まで黄昏の重い雲がたれ込め、太陽は薄暗い。
北風は雁を吹き飛ばし、雪が乱れ散っている。
これからの行く先に知己が無いことを心配するなかれ。
世界には君のことをわからぬ者などいないのだから。
高適、唐代の詩人。「别董大」は旅立つ友人を見送る詩。
雄大で厚い情だなぁ‥‥
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